地域活動紹介
道民カレッジで学んだことを「何かに生かしたい!」「誰かの役に立ちたい!」
という思いをもっている方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
「でも自分になにができるかわからない」という方や「他の人がどんなことをやっているか知りたい」という方のために、
地域活動に関する取組やそのヒントとなるような事例を紹介します。
ページ内目次
天池一宣さんの取組
天池さんは、平成30年度道民カレッジ主催講座地域活動インターネット講座「学ぶ喜びから伝える喜びへ」の中でも取材させていただきましたが、古地図の収集をしたり近年の地図と見比べながら地形の変化や歴史を学習してきました。その学びを生かし観光ボランティアをやったり、「地図で見る中富良野の変遷」という研修を行ったり様々な活動を続けてきました。
その中で、天池さんは国土地理院が発行する地図の中に「北海道中心標」の記念碑が記載されていないことに気が付きました。そこで、同院北海道地方測量部に資料を添えて提出したところ「石碑の存在を確認し、掲載すべき基準にも合致しているので追加することが適当」となり、地図が改訂される際に新たに北海道中心標の記念碑地図記号が記載されるそうです。
天池さんの地図学習の様子やこれまでの活動を紹介しているインターネット講座を配信していますので、そちらも併せてご覧ください。
金田英男さんの取組
金田さんは、「道民カレッジの一層の発展・充実に寄与するとともに、資質の向上や生きがいづくりを目指す」ことを目的として2011年に「道民カレッジフレンズ十勝」を発足しました。
この会は、「期待と要求~緊張、挑戦、克服、充実、満足~というサイクルを忘れずに」というモットーで会員相互の親睦と交流を深めています。
十勝圏には道民カレッジ連携講座が少ないことから、金田さんが講師となり講座を開設しています。
講座は1回3時間で「雑学ひとり旅」と題し実施しています。平成30年2月現在で95回を数え、誰もが気軽に受講できる「わかりやすい内容」で、毎回20名以上の受講者があり十勝圏における生涯学習の振興に寄与しています。
早坂惇司さんの取組
2012年より、北海道新聞コラム欄「卓上四季」の書き写しを、愛好者と共に行っています。
月1回の例会を、去る平成29年8月26日実施で、43回目を迎えることができました。
活動は午前9時開始、前日の「コラムの書き写し」、次に「段落」ごとに輪読、終わったら、各人から自由に、感想・意見・書き写しをしながら気になったことなど、発言します。
コラムニストが何を伝えたいのか、本日のコラムのテーマは等々、本日の紙面との関連記事等々、司会者がさばききれないほど、発言が出ます。
活動は、現役の記者を招いて、さらに論説委員の方をお呼びして、また、北広島にある北海道新聞印刷工場を訪ねて、じかに、新聞が作られる様子を学んだり、変化に富む活動を心がけています。
会員各自の意見として「社会の出来事がわかり、文章を書くにあたっての勉強になるし、脳のトレーニングにもなる。また、日記帳代わりにもなる」との言葉が聞かれます。
現在33名の方々が籍を置いています。
一方、学校教育においては、児童・生徒の新聞の利用・活用が叫ばれています。
今後、毎日配達される新聞に興味を持ち、家庭にあって、新聞の記事が家庭の話題となることを願っています。
丸尾清一さんの取組
「私たちは近代美術館の前庭を借景として、いつもたくさんの緑に癒されています。そんな私たちが、いわば勝手に美術館周辺の美化に取り組むことは心楽しく、ちょっぴり意味あることではないでしょうか?」
8年前、私はマンション内にこのような呼びかけをさせていただきました。
すると15人の共鳴者が名乗りを上げてくれました。
当時の近代美術館前の歩道は雑草が茂っていたり、ゴミや枯葉が散乱したりしている状態でした。そこで私たちは夏期の間、2週間に1度の割合で清掃活動に取り組むことにしたのです。
会費を集めて、掃除用具を揃えたり、花の苗を購入したりしながら、これまで8年間活動を継続してきました。(年間の活動回数は15~6回です)
以来、会員の増減はあったものの、現在も18戸の会員が在籍し、活動には常時7~8名が参加してくれています。活動の様子を見て、マンションに住まわれていない方の中からも会員になってくれた方がいます。
活動は、私の方から「近美を愛するブリリアの会 会報」を発行して、活動日をお知らせする方法をとっています。(現在まで164号発行しました)
すると、当日の朝6時に都合の良い方が集合し、それぞれ竹ぼうきを手に近代美術館前の歩道を清掃しています。
私たちの励みは、道行く人たちが「ご苦労さまです」、「きれいですね」と言われることが大きな励みとなっています。私たちのささやかな活動が、地域の美化に少しは貢献できているかな、と思っているところです。
課題は8年間活動を継続してきて会員が高齢化していることです。確かめたことはありませんが、平均年齢は70歳を超えていると思われます。
会員の皆さんからは「いつまでできますかねぇ~」という声も聞かれるようになってきました。会を主宰する私としては、「まずは10年目まで頑張ろう」と思っています。
それまでに後継の方が見つかるといいなぁ、と思っている昨今です。
伊東恒子さんの取組
講座実施までの流れは次の通りです。
1.講座の企画書づくり
2.企画案決定
3.講師折衝
4.企画書決定・提出
5.広報活動
6.講師再確認
7.講座実施
8.実施報告書作成
一人の力は微々たるものですが、力を合わせると思いがけない力量が発揮されるものです。
活動の中で講師選定が課題ですが、道民カレッジで多くの講座を受講したので、講座の内容から、自身が受講した講座のレジメを参考にしながら、講師選定を進めています。
多くの受講生が集まる講座を企画することが課題です。
たくさんの情報を得てニーズを把握しながら、受講してくれた人々がその講座を聞いてとても良かったという感想をもってもらえるように、今後も続けていきたいです。
松井さんご夫妻の取組
ペットボトル風車作成講座の講師として活動する松井さんご夫妻。
活動内容については、「退職後夫婦10年のドラマ」をご覧ください。
帯広市在住の松井英成さん絹子さんご夫妻の活動
道民カレッジ生の活躍
「地域活動」に関する情報をお寄せください
道民カレッジ事務局ではまだまだ把握しきれていない道民カレッジ生の「地域活動」に関する情報を集めています。
「こんなことやったよ!」などどんな小さなことでもかまいません。情報お待ちしております♪
持続可能な地域づくりの担い手たちの紹介
地域づくりの担い手たちの取組にも注目です。